君だけが、ずっと好き。
そう、私の名前は天羽瑛茉。




茶髪のボブがトレードマークで、顔は中の上くらいって親友に言われた。




背は高くない…というか、ママから “ 女の子は少し小さいくらいが可愛いのよ! ” なんて励まされるくらい小さい。




一応小学校の頃から毎日牛乳は飲んでるんだけど。




「ほらチビ、そろそろ帰れよ。送るから」




「泊めてくれてもいいんだよ?」

「アホ。行くぞ」

「わっ!」




伊吹は私にコートを放り投げて部屋から出ていってしまった。




(もう、そんな一瞬でアホとか言わなくてもいいじゃん!)




「ちょっと待ってよ伊吹!」





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