君だけが、ずっと好き。
三神の話によると、昨日あの後部屋に戻って点呼を受けた女子たちは消灯時間後にこっそり再集合。


恋バナやら何やらで深夜の2時過ぎまで起きていたらしい。




どうりで、いつも12時には寝てる瑛茉がいつもの倍寝ぼけてるわけだ。




きっと、こいつの頭の中は今お花畑。


ひょっとしたら今のこのやり取りすら夢だと思ってる可能性だってある。




(何言っても無駄だろうけどな…)




「やっぱり私、伊吹に起こされるのが1番好きだなぁ…」



「は!?」




ミサイルみたいな勢いでとんでもない事を言う瑛茉に、俺はつい驚いてでかい声を出してしまった。




…こいつは本当に不意打ちのプロだと思う。




俺の心臓を止める気なのか?と聞きたくなる。




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