オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜





灰色の気持ちになった時は
誰一人、信用出来なかった。





病院に通うようになった時、
お医者さんに相談している日が嘘のように...。




先生や家族のおかげでもあるけど、
灰色の冷たい気持ちを溶かしてくれたのは宇宙以外の誰でもなかったと思う。





”親友になろうよ” って言葉、
あの時は信用していなかった。




思い出すだけで、
今も背中の背筋が凍りそうになる時がある。




でもね、
今は楽しい時間を過ごすことが続いているから満足している。




高校生活は、
1年生の半分以上は過ぎてしまった。




後悔して卒業したくない...
そう思っていた秋葉にはまだ見えぬものがあったんだ...。
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