乳房星(たらちねぼし)・ドラマノベル版
第3話・どうぞこのまま

【年下の男の子】

マァマと再会した翌日(7月4日)から4~5日の間は身体を休めることにした。

その間を利用して、マァマと私はカンウォンドのソッチョへ行った。

私が2年制中学を卒業した年の夏休みにマァマと行った思い出深い場所である。

マァマと過ごした夏休みは3度あった。

1度目と2度目は小学生の時…

2度とも、歴史のお勉強で史跡めぐりをした。

宿はすべてテンプルステイ(寺院泊)で、毎朝マァマと一緒に禅を組んだ。

3度目は2年制中学を卒業した年の夏休み…

この時にソッチョへ行った。

学校の勉強と資格を取得することと教会活動とボランティア活動(主にロンバケ中にしていた)だけの学園生活を送っていた私は、たった一度だけ恋をした。

人生で最初のカノジョは、マァマである。

ソッチョのビーチで、夕暮れの海を背にマァマとキスした。

そして、激しいスコールの中でマァマの身体をむさぼった。

そんな思い出深い場所にて…

時は、7月4日午後1時半頃であった。

私とマァマは、ビーチの桟敷席に座って海をながめている。

(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)

この時、私の胸の鼓動が高まった。

えんじ色のサーフパンツ姿の私は、白のブラウスと紫のペイズリー柄のスカート姿のマァマを見たので、コーフンした。

ブラウスのボタンが二つ外れて、間からふくよかな乳房を包んでいるストラップレスのフロントホックのブラジャーが見えた。

「よーくん…あっ…」

私は、マァマにがばっと抱きついてくちびるを押さえ付けた。

「んく、んく、んく、んく、んく…」

私とマァマは、約10分間キスを続けた。

周囲に聞こえるのは、おだやかな波の音と胸の鼓動だけである。

その日の夜、マァマと私はビーチの近くにあるモーテルに宿泊した。

その夜、私は生まれたままの姿にマァマの身体に抱きついて甘えた。

この時も、キスとふくよかな乳房をむさぼるだけであった。

そのあと、マァマは私に『筆おろしはお嫁さんをもらってからにして…』と悲しげに言うた。
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