乳房星(たらちねぼし)・ドラマノベル版
第26話・永遠

【永遠】

時はアメリカ東部時間1月31日朝8時頃であった。

A班のメンバーたちが乗っている専用機がボストン・ローガン国際空港に到着した。

専用機を降りたA班のメンバーたちは、VIP専用のロビーへ向かう。

VIP専用のロビーでは、B・C・Dの3班のメンバーたちが待機していた。

ロビーで合流が完了したあと、特大バスに乗ってドライブに出た。

空港を出発してから70分後に、特大バスがミッドタウンホテルに到着した。

バスを降りた全メンバーたちは、ホテルの館内のレストランへ向かった。

時は、午前10時頃であった。

ところ変わって、レストランにて…

全メンバーたちが所定の席についたあと、大番頭はんの司会によるイワマツグループの全体会合が始まった。

「えー、それではみなさまがおそろいになりましたのでただいまよりイワマツグループの全体会合を開始いたします。…まず最初に、明日2月1日づけでイワマツグループのメンバーに加入する桃田すみれさんからみなさまにごあいさつがあります。」

会合の最初に、すみれさんが全メンバーたちに新加入のごあいさつをした。

すみれさんの新加入のあいさつのあと、各班ごとの営業成果の報告~今後の活動方針で会合をすすめた。

会合は60分で終了した。

このあと、全メンバーたちは料理長おまかせのシーフードフルコースでランチを摂る。

全メンバーたちは、なにも言わずにもくもくとランチを摂る。

ランチを終えたあと、全メンバーたちは特大バスに乗ってローガン国際空港へ引き返した。

午後2時頃に、各班のメンバーたちは班ごとの活動を再開した。

B班のメンバーたちが乗っているヴォンヴァルディア機はプリンスエドワード島へ、CとDの2班のメンバーたちが乗っている専用機はヨーロッパへ向けてそれぞれ出発した。

A班のメンバーたちも、専用機に乗って出発した。

時は、アメリカ東部時間1月31日夜8時頃であった。

B・C・Dの3班は、活動拠点に帰ってそれぞれの活動を再開した。

A班のメンバーたちは、専用機に乗ってアメリカ西海岸へ向かう。

この時間、他の航空機との時間調整のためにフィラデルフィア国際空港で待機していた。

その時に、リチャードさんの知人でハワイ州の弁護士さんから急な電話が入った。

それによると、なみさんがホノルルで経営していたSK-Ⅱサロンを兼ねたパーマ屋さんが1月30日から無期限営業休止になった…

同時に、なみさんが突然日本へ帰国した。

そのまた同時に、なみさんの日本国籍のパスポートの有効期限が切れた。

なみさんは、2度とハワイに帰らないと言うていた…

たいへんだ!!

このままでは危ない!!

急な予定変更を強いられたA班のメンバーたちは、フライトスケジュールを一部変更する作業などに追われた。

専用機は、2月2日の朝7時頃にフィラデルフィア国際空港を出発してハワイへ向かった。

それから10時間後の夕方5時頃に、専用機はダニエル・K・イノウエ国際空港に到着した。

専用機を降りたA班のメンバーたちは、現地の人たちと一緒に法的整理の作業に取りかかる。

現地の人たちがなみさんの店の権利書などの書面を持っていたので、早く作業を始めることができた。

4~5日かけて、なみさんが経営していたSK-Ⅱサロンの所有権移転登記などの手続きを完了させた。

買い取ったサロンをD班の事業に移行する手続きなどでさらに数日要した。

すべての手続きが完了したのは2月12日頃であった。

2月13日朝7時頃、A班のメンバーたちは専用機に乗って再び旅に出た。

専用機は、太平洋に出たあと西日本を通って韓国へ向かった。
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