乳房星(たらちねぼし)・ドラマノベル版

【群青・その2】

A班のメンバーたちは、ハバロフスクからペキン~フィリピン経由でソウル・インチョン国際空港へ行くことができた。

しかし、到着時刻は予定より大きく遅れた。

インチョン国際空港に到着したのは夜9時半頃であった。

それでも、7月9日に開催されたナターシャさんプロデュースの韓国コスメの新作発表会に出席することができた。

7月10日以降も、どうにかスケジュール帳通りの予定をこなすことができた。

だが、その間に私の身体は長年チクセキされていたムリなどが原因でボロボロに傷ついた。

点滴液が入っている容器をぶら下げたスタンドを押しながら世界各地で活動を続けているけど、それは酷なことである。

またどこかで…

突発事件が発生するかもしれない…

そう想うと…

胃が痛い…

7月10日から8月30日までの間、A班のメンバーたちはスケジュール帳通りに予定をこなすことができた。

8月31日から9月2日までの間は休暇をとる。

8月31日午前11時過ぎであった。

場所は、ニューヨーク・ラ・ガーディア空港にて…

この時、フランソワさんとマァマとアンナが乗っているヴォンヴァルディア機が到着した。

私は、ミンジュンさんと一緒に到着ロビーでフランソワさんとマァマとアンナを待っていた。

到着から10分後に、フランソワさんとマァマとアンナが数人のインストラクターさんたちと一緒にロビーに入った。

「アンナ。」
「ヨシタカ。」

アンナは、私の胸に抱きついたあとくすんくすんと泣いていた。

「くすんくすんくすん…くすんくすんくすん…アンナ…さびしかったよぅ…」
「よしよし…」

ミンジュンさんは、ソワソワした様子で私とアンナのラブラブモードをみつめていた。

ところ変わって、ロウアー・マンハッタン・ブルックリンブリッジ付近にあるベスト・ウエスタンシーポートインホテルにて…

私とアンナが泊まる部屋は、洋室と和室がミックスしている家族向けの部屋である。

時は、夜8時頃であった。

私とアンナは、和室にいる。

私は生まれたままの姿で、アンナはうすい白色のインナーと濃いむらさきのシフォンスカート姿である。

インナー・スカート姿のアンナは、たたみにしいているエアウィーヴ(寝具マット)の上にゆっくりと寝ころんだ。

その間、生まれたままの姿の私はインストラクターさんたちにヒニングをつけてもらうなどの準備を整える。

このあと、インストラクターさんたちによるスローヒーリングセックスを楽しむ。

準備ができたあと、部屋の灯りを暗くなるふたつ手前にしぼって、CDラジカセに入っているCDをかける。

CDラジカセのスピーカーから流れる音楽は、オルゴール演奏によるヒーリングミュージックである。

「はーい、ゆっくりとゆっくりと…」

インストラクターさんは、私にゆっくりと声をかけた。

私は、アンナが着ているスカートの上にゆっくりと寝ころんだ。

「はーい、まずはゆっくりとスカートをあげて…はーい、そこで止めて…はーい、ストッキングの上からゆっくりとゆっくりと…」

私は、ストッキングの上からアンナの脚もとをさわる…

「あっ…」

アンナの表情がとろけてきた…

「あせらないで…ゆっくりと…」

ふすまの向こうの洋間では、フランソワさんとマァマが10人のインストラクターさんたちと話し合いをしていた。

この時、私のお嫁さん候補に最後まで残っていた極爆乳の女の子がいた。

名前はリュンリュン…

中ロと香港のクォーターの極爆乳の女の子である。

マァマは、リュンリュンが着ていたバスローブを脱がした。

バスローブの中から、88のGカップ極爆乳ボディーが生まれたままの状態であらわになった。

「かわいい…」

その後、マァマはリュンリュンの品定めを始めた。

時は、9月3日のことであった。

ところ変わって、ハワイオアフ島の内陸部にあるワヒアワの特大豪邸にて…

特大豪邸は、なみさんがかつて暮らしていた家であった。

A班のメンバーたちは、現地の人たちと一緒に特大豪邸の不動産登記手続きとリフォーム工事の準備を整える。

手続きは、120分で完了した。

特大豪邸が完成したあとはマァマとリュンリュンとリュンリュンの担当のインストラクターさん4人が暮らす予定である。

9月3日から13日の間に諸々の手続きをすすめた。

9月14日にすべての手続きが完了した。

収入源・財産・住まい・ハーレムができた。

アンナと入籍した。

リュンリュンの今後の暮らしの準備ができた。

あとは、私とアンナの赤ちゃんを本籍地・フレンチリバーの家に迎えることができたら100パーセント完成する…

それまでは…

死ぬことができない…
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