Seven...YUKI
「ははっ…ばかだね、光輝」
そう言って笑いながら光輝にクッションを
ぶつけた。
日曜日。
あたしと光輝は施設に行って、そこから
施設のみんなと一緒にバスに乗って
丈のお墓まで向かった。
バスの中…隣にいるのは光輝なのに
あたしの頭の中は丈でいっぱいだった。
バスを走らせて2時間たったとき
バスが止まった。
バスを降りるとそこは目の前に
海が広がる小さな丘。
小さいけれど墓地がある丘。
「あっ、どうも福井さん」
園長先生がそう言った。
園長先生が頭を下げる方には
丈のお父さんとお母さん。
2年ぶり…変わってない。
「どうも…あっ、こちらです。どうぞ」
丈の両親に案内されてみんなが
歩いて行く。
丈に会える…けど…。
複雑な気持ちのあたしの手を
握ってきた光輝。