紅の華_
「……ら……た…」
死角になっていたごみ捨てから出てきた人が、徐々に街灯に照らされる。
「…はら……へった。」
綺麗な銀色の髪、何故かボロボロの服。
掠れた声に遺言のような「はらへった」。
「誰、これ…」
疑問を言えば何個出てくるか分からないほど、理解不能な人が出てきた。
「とりあえず、ここじゃ寒い…よね?」
風も吹いてきたし、この人の体冷たいし。
…幸か不幸か、うちはすぐそこだし。
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