有 料 彼 氏


「最初、ドッキリかと思ったの、でも──っ」


あたしがドッキリを仕掛けたって?


「でも……っ、うぅ」


泣き出す。


「ゆずちゃん、落ち着いて聞いてほしいの。あのね、あの本は」


落ち着くのはそっちじゃ?


思っていると、足音がした。さっきまではなかったはず、なのに。


驚いた瑠々子が振り返る。


──……。

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