ONLY YOU~過ちの授かり婚~

乃彩side-

カーテンの隙間から射し込む柔らかな光で目を開けた。
私はベットで眠っていた。
ベット脇にあったソファには純也さんがタオルケットに包まり、就寝していた。

彼が気を失った私を病院に運んでくれたみたい。
起きたら、礼を言わないと。

私はゆっくりとカラダを起こすとその音で純也さんが目を開け、カラダをゆるりと起こして来た、

「気が付いたのか?乃彩」

「えぇ~純也さんが私を病院に」

「あぁ」

純也さんはソファから腰を上げて、私のベットに近づいて来た。

「乃彩、お腹の赤ちゃんが無事だから・・・心配するな」

「あ…」

「ゴメン、バックの中身に入ってた母子手帳を見てしまった」

「・・・」
一番、妊娠を知られたくない相手に知られてしまい、バツが悪くなる。

私は布団とギュッと握りしめ、口を噤んだ。



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