ラブ♡ディスタンス【完】
その夜は、眠れずに朝を迎えた。




朝になってもLINEに既読はつかず、

電話もこなかった。



お母さんの夜ごはんは

サバの竜田揚げだった。



大好きだけど

ノドを通らなくて

何も食べられなかった。



足元から
砂になって
少しずつ消えてしまいそうな感じ。


目をつぶったら、
志樹君との思い出が
全部消えてしまいそうで
眠るのが
怖かった。
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