そろそろきみは、蹴られてくれ。


なんにしたって、橘を傷つけてしまったのはわたしで。


ごめんと言わせてしまったのもわたしで。


正解なんてなかった。だから、こそ、恨めしい。わたしが、わたし自身が。


何より、わたしがいやなのは。


わたしが傷ついているということ。


ひみつを厳守しようとしたのが、まわりに隠そうとしたのが、わたし。


わかる。


それなのに、どうして。

< 248 / 625 >

この作品をシェア

pagetop