そろそろきみは、蹴られてくれ。
*
あれから、橘のことばかり考えていた気がする。というか、橘のことしか考えていなかったと言っても過言でない。
わたし、何をどう考えたって橘のことがすきだし。
じゃあそれを言葉にすると? ──うーん、みたいな、繰り返し。
学校までの道のりでも、ぐるぐるぐる、悩んで。
う……暑い。
もうとっくに、夏は終わったと思ったのにな。今日はすごく暑い。
暑いし、……橘と隣の席で、授業を受けるんだ。
それを浮かべただけで、体温が急激に上昇。