契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
ベットの上で彼に組み敷かれる。

でも、彼の腕の中は温かで安心できた。

ちゅちゅと何度も優しく甘いキスを唇や肌に落とされ、内側の熱が帯びていく。

「愛してるよ…杏南」

眼鏡を外した彼は切れ長の瞳を細め、私を甘く愛しそうに見つめたかと思うと、胸許に顔を埋めて軽く吸い上げ、花弁のような唇の痕を残した。


私のカラダを知り尽くした彼は弱い部分を断続的に責めて、際へと押し上げていく。

甘い声と吐息が漏れ、背筋には幾度も甘い痺れが迫り上がり、次第に思考が停止。

軽い脳震盪のように意識が薄れ、愉悦の波にカラダが沈み込んでいった。



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