【コミカライズ】宝くじに当たってセレブな街で契約結婚します!(原題:宝くじに当たってベリーヒルズビレッジの住人になります!)
「錚々たるメンバー」というのはこういうことだ、と思った。
万里小路氏によって、ベリーヒルズビレッジに所縁のある若きVIPたちを紹介されたのだが、職業柄、皆さまの指輪(特に奥さまの重ね付けされた婚約指輪に)どうしても目が行ってしまう。
ショッピングモールの二階にアンテナショップを構える、明治の時代から続く老舗文具店(株)萬年堂社長の葛城 慎一氏と櫻子夫人。
彼らはカル◯ィエのトリニティリングの結婚指輪で、奥さまの右手薬指には誕生石だろうか、大きなエメラルドのリングが光り輝いていた。
そして、葛城社長の弟夫婦だという、文具のネット通販から出発して今では日用品全般を販売している(株)ステーショナリーネット社長の葛城 謙二氏と誓子夫人。
彼らはマリッジがブル◯リのコロナで、奥さまのエンゲージはコロナのパヴェリングである。
その誓子夫人と親しそうに談笑していたのが、ショッピングモール一階に系列会社の(株)TOMITA自動車のショールームがあるTOMITAホールディングス副社長、富多 将吾氏と彩乃夫人。
アメリカの北米支社の拠点が今度カリフォルニアのLAからテキサスのダラスに移るということで、その準備のために一時帰国していたという彼らは、外国の血が入っているのか「ハリウッドスターか?」というほど華やかなオーラを放っていた。
彼らのマリッジはブシ◯ロンのゴドロンで、奥さまのエンゲージはピヴォワンヌだった。
その彩乃夫人の親戚だという、オフィスビルライフサービスゾーンの一階にBHV支店がある(株)あさひ証券副社長の上條 大地氏と亜湖夫人。
彼らはすべてヴァン・◯リーフ&アーペルだが、ご主人のマリッジはタンドルモンで、奥さまのマリッジはエステル、そしてエンゲージはフルーレットのラージだ。
同じく彩乃夫人の親戚で、上條副社長とは従兄弟同士だという、あさひ証券常務取締役の水島 慶人氏と蓉子夫人。
彼らはすべてピア◯ェだったが、マリッジはご主人が宝石のないシンプルなタイプのポセションに対し、奥さまは同じポセションでもフルエタニティだった。
そして、エンゲージはローズである。
その上條副社長と水島常務とは超名門中高一貫男子校で先輩だったという、(東京湾岸病院がメインだそうだが)ベリーヒルズビレッジ総合病院の総合診療医である松波 恭介医師と麻琴夫人。
彼らのマリッジがモニ◯ケンダムの19WRのシリーズであるのはわかるのだが、奥さまのクラシカルなエメラルドカットのダイヤモンドリングがどこのものかがわからない。
思わずじーっと見つめていると、
「主人のおばあさまの形見のエンゲージなの」
と教えてくださった。
そのほかには、(あたしがお昼休憩でお世話になっている)ショッピングモールの屋上庭園をプロデュースした華道・華山院の次期家元である本宮 華子氏と夫で衆議院議員の秀喜氏。
彼らはハリー・ウィン◯トンで揃えていたが、ご主人がシンプルな一粒石が埋め込まれたラウンドマリッジリングであるのに対し、奥さまの方はマリッジがブリリアント・ラブで、エンゲージはこのブランドの「アイコン」であるHWリングだった。
(ちなみに万里小路氏の「情報」では、実は屋上庭園の本当の設計者は華子氏ではなく華山院・フランス支部長を務める叔父夫妻で、その後のメンテナンスの指揮しているのも金融庁に勤務する彼らの息子らしいのだが……)
さらに、あたしたちがこれから一緒に住むレジデンスの「お隣さん」だということで出席されていた、作家の神宮寺 タケル氏と栞夫人。
彼らのマリッジは弊社Jubileeのpromissumで、奥さまのエンゲージはあたしと同じ世界に一つだけのmade to orderだ。
——鮫島社長がわざわざインドのムンバイまで買い付けに行って仕入れたときの最高のダイヤが、これなのね……