気付いたらゴーストでした。
 *

「そりゃあもう、告白するしか無いんじゃね?」

「……こ、告白」

 学校の正門を出たところで、樹に次へ進むべきだ、と指示を出された。

「さすがにもう良いだろ? 二ヶ月以上同じ事を続けてるんだから、これ以上あっためてたらお前がおかしくなるぜ?」

 それはどういう意味だとツッコミたくなるが、ストーカーに変貌するとかそんな答えが返ってきそうで、別の問いにした。

「けど、何て言って告ればいいのか……」

「ンなの、簡単じゃん? いつも通りバラを買って、ラッピングされたのを受け取ってから、改めて彼女に渡すんだよ。ふっ、実はこのバラはあなたのためです、とかってな!」

 言いながら途中から樹が笑い出すので、僕はやつに横目を向けた。

「いや、悪い悪い。最後の言葉は蓮が考えて言えばいーけどさ? 気持ちは絶対伝わるって。ファイト、ファイト!」

 ……うーん。

 僕は鞄からスマホを出して、ネット検索を始めた。

「なんだよ、蓮。何調べてんの?」

「告白の台詞」

「っかー! 真面目だねー? ンなの好きですってシンプルに言やぁいいじゃんよ?」

「よし、これにする」

「無視ですか?」

 選んだ台詞を樹に見せると、「まぁ、妥当だわな」と共感してくれた。

 ーー"俺の彼女になって下さい"

 この台詞だと、好きって想いも付き合いたいって気持ちも一言で伝わると思った。
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