世界が終わるとき、そこに愛はありますか
5年前─私が小学6年生のときにハタチの姉が亡くなり、それまでは気丈に振る舞っていたあたしの心は折れた。


あの時、初めて心から〝痛み〟を知った。


苦しくて苦しくて、なのに逃げられない無限ループを知った。


つらかった。


苦しかった。


唯一の味方が消えてしまった。


誰もあたしを助けてくれなかった。


苦しくても自力で立ち上がり、自力で戦え。


つらくても一人で乗り越えろ。


世界はあたしにそう言った。


世の中は所詮そんなもんだ。


誰も助けてくれやしない。
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