君のとなりで恋をします。─下─
「朝、掲示板にそれが貼られてて…
みんな香純が二股かけてたって騒いでて…」
咲花が涙目でそう言う。
「…香純が二股?」
「そんな事するわけないって言っても…
私の言葉じゃ誰も信じてくれないの…」
あの香純が二股なんて器用なことをできるわけがない。
誰がこんなふざけたことを…?
「…確かに、俺は香純と付き合ってたよ。」
俺の発言に、教室中がざわめく。
「え…?“付き合ってた”……?」
「…おい柊吾、なんで過去形なんだよ。」
俺に問いつめる葵斗と咲花は、何かを察したようだった。