君のとなりで恋をします。─下─
「ふー!ギリギリセーフ!」
「よかった、間に合った。」
背後から聞こえた声に振り返ると、そこにいたのは柊吾と葵斗。
「あ、葵ちゃん!柊ちゃん!
おつかれ〜。」
「え!?…なんでそんなに濡れてんの?」
それぞれ部活のジャージに身を包んだ2人の髪の毛は、なぜか濡れていて…
「部活終わってからダッシュでここまで来たんだけどさー…
急に雨が降り出して…大変だったんだよ!」
「予報は晴れだったのにね。」
笑いながら私たちの後ろの席に座る柊吾と葵斗に、私と咲花はそれぞれハンカチを差し出す。