君のとなりで恋をします。─下─
………痛い…。
着いた手がジンジンする。
カッコ悪…。
すっごく恥ずかしい…。
けど……
「…何やってんだよ。怪我は?」
ゆっくりと私の前にしゃがみこみ、こちらに手を差し出す桜河。
私はその大きな手を両手でギュッと握ると、少しだけ自分の方へと引き寄せた。
「…捕まえた!」
「何笑ってんだよ、アホ。」
転んだくせに笑顔になる私に、桜河は呆れ顔。
しょうがないじゃん…。
だって、嬉しいんだもん。
久しぶりに同じ目線で話せて…
久しぶりに、桜河に触れられて…