泣いて、凪いで、泣かないで。
夜空、花火、キミ。
青空ちゃんからたくさんの言葉をもらい、決意を新たにした私は、夏休みに入っても自分のやるべきことを精一杯やろうと前向きにとらえていた。

最初の1週間は夏期講習。

その期間中には二者面談もあり、進路はどうするのかを先生と話し合うことになっている。

私は短大の保育士養成コースを目指して秋以降のAO入試を受けるということを伝えるつもり。

幼い頃から母が小児科で働いているのを間近で見ていて女医を目指したこともあったけれど、母より頭は良くなくて私には無理だなって思った。

だけど、子供と接する仕事に就きたいっていうのはずっと心に残り続け、保育士を目指そうと決めた。

母に相談したら、

「美凪のやりたいことなら何でもいいよ。お母さんは美凪なら、なんだってできるって信じてるから」

と熱い言葉をもらった。

だから、これからはその夢を叶えるために今までより何倍も頑張っていく。

子供達の安全はもちろん、笑顔を守れる保育士を目指す。

それが私の夢、目標になった。

そして、それが見えてきたから勉強にも身が入るようになった。

何かの目的や何かをやるべき理由が明確になると人間は本領を発揮することができるのだと改めて感じた。

大事なことに気づかせてくれるきっかけを作ってくれた青空ちゃんに感謝しながら私は日々を過ごしていた。

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