泣いて、凪いで、泣かないで。
海と、風の、その向こう。
夏休みに突入し、夏期講習期間が始まり、ようやく今日で終わる。

俺は汐衣愛がふらふらっとどこかに行ってしまったので、1人で放浪の旅をし、教室に戻ってきた。

しかし、俺の席は波田野に占拠されている。

そして、なにやら美凪と話をしている。

神経を研ぎ澄ませなくても鮮明に聞こえてくる。

胸の奥がムラムラした。


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