無気力さんと同居するらしい
5 秘密らしい


週明け

相変わらず同居人とは時間をずらして学校へ向かう


教室に着いた瞬間

「梓!」

うおっ

「結花?おはよ」

結花が私の前に立ちはだかり両肩を掴んだ

「おはよじゃないわよ!この土日無事だった?」

へ?


あーそっか

そういや同居生活初の土日だったんだ

「普通だったよ」

「土曜日は?」

土曜…は

私がご迷惑をかけて…それから


『おやすみ、梓』

ボンっと顔が赤くなった


「あ、あ、梓?なんで顔赤くなってんの?」

冷静な結花の珍しく焦った表情

「心配するようなことは何もなかったってば」

むしろ振り回したのは私の方だから…

台風なのに傘忘れて、中学校の思い出語って
下着透けて、召使いじゃ無いって言われて、停電に怯えて

…

自称お節介にしては迷惑しかかけてないな…


「日曜は?」

昨日は、本当特に何もなかった

真琴くんが昼近くまで寝てたから、午前中に買い物に行って

お昼ご飯に真琴くんの好物のパスタを作って

昼からは整頓できてなかった自分の部屋を片付けてたからなぁ

くだらない話をしながら夜ご飯食べて寝た

めっちゃ普通


「……なんか、梓」

?

「馴染んでるわね」

「馴染む?」

「普通に生活できてるじゃない」


…たしかに

真琴くんに気を遣ってないからかな

無気力な本性を知ってからは特に

< 135 / 317 >

この作品をシェア

pagetop