犠牲者はチャイムと共に。〜7日間の命〜

5日目。

5日目。

残り13名。


今日までで、20人の教師を含む生徒が教室から姿を消した。

残り、13名。



「昨日の爆発のことだけどさ、」



静かな教室の中、声を出したクラスメイトに目を向ける者はいなかった。

各自椅子に座ったまま、うつむいている。



「一度に5人の犠牲者だろ? チャイム関係ないじゃん」



その言葉にハッとする私たち。

確かに、授業開始のチャイムに関係なく死を迎えていた。



「最初のメールと話が違う……」

「……きっと。俺たちが予測できないように殺していきたいんだろ」



再び沈黙が訪れる。


半分以上の人数が減った教室。

誰もが“死”を覚悟していた。



「今日の授業って、家庭科だよね」

「調理実習だろ……」



今日の犠牲者、5名。

3つに分けられたグループのうち、1つの班のスープに毒が入っていた。


死因、“毒死”

もう、誰も何も言わなかった。
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