恐怖庵
チッ チッ チッ チッ チッ……
どれくらい経ったのか…
いつもは気にならない秒針の音が
妙に大きく聞こえてなかなか寝付けない
チッ チッ チッ チッ チッ…
うるさいうるさいうるさい…
寝たいのに…
《今から行っていい?》
あの文面が何度も何度も
頭をよぎって
まったく寝付けませんでした。
ーーーピンポーンーーー
「…!」
静まり返った部屋に鳴り響くインターホン。
それはお隣でもなく真下の部屋でもなく
間違いなく
うちのインターホンでした。