若きビル王とのエキサイティング・マリッジ
唖然としている間に辿り着いた45階のフロアには、分厚いカーペットが敷かれており、降り立った瞬間に足の裏が沈み込んで、ギョッとしながら床を見定めてしまった。
けれど、松崎さんは全く気にせず、「こちらでございます」と声をかけながら先導しようとする。
そんな彼の後ろをついて歩き、背後から服の生地を確かめて、これまた高級品だわ…と溜息を吐く私。
自分が今一番この場所に馴染んでない…と実感して、気落ちしながら、ずらりと並んだ企業名の入ったプレートを見つめて進んだ。
『NISSO設計株式会社』は、フロアの西側部分がエリアになっているらしい。
各部門名の掲げられたドアも廊下の端から端までずっと並んでおり、それにまた圧倒されながら奥へと突き進んでいく。
そして、松崎さんは一番奥から二つ手前のオークブラウンのドアの前で立ち止まると軽快にノックを鳴らし、返事が戻るのを待っていた。
勿論、私も緊張が走り、ドキドキ…と胸の音を弾ませながら、相手の声が返ってくるのを待ったのだが……。
けれど、松崎さんは全く気にせず、「こちらでございます」と声をかけながら先導しようとする。
そんな彼の後ろをついて歩き、背後から服の生地を確かめて、これまた高級品だわ…と溜息を吐く私。
自分が今一番この場所に馴染んでない…と実感して、気落ちしながら、ずらりと並んだ企業名の入ったプレートを見つめて進んだ。
『NISSO設計株式会社』は、フロアの西側部分がエリアになっているらしい。
各部門名の掲げられたドアも廊下の端から端までずっと並んでおり、それにまた圧倒されながら奥へと突き進んでいく。
そして、松崎さんは一番奥から二つ手前のオークブラウンのドアの前で立ち止まると軽快にノックを鳴らし、返事が戻るのを待っていた。
勿論、私も緊張が走り、ドキドキ…と胸の音を弾ませながら、相手の声が返ってくるのを待ったのだが……。