若きビル王とのエキサイティング・マリッジ
呟いて背中を仰け反り、背凭れに体を預けながら、「それでも嫌われるのは嫌だったんだ」と呟く。
散々彼女を強引に連れ回してきたのに、それを手にした瞬間、離したくないという独占欲に駆られてしまった。
「……可愛かったんだよ、本当に。手の中で震えて、真っ赤になってて」
彼女の年齢の割には男を知らなさそうな雰囲気を最初の頃から感じていた。
俺が近付くとわざと間を空け、寄るな…という態度を示していたから。
それが、あの時だけは違い、自分から寄ってきた。それが嬉しくて堪らなくて、彼女をぎゅっと抱きしめたかった。
あわよくばキスを落とし、俺のものにしてしまいたいと感じていた。
こんな短い時間で、一人の女性に気持ちを全部持っていかれたのは初めてだった。
「……だから本当に悔やんでるんだよ。あの時、彼女を追わなかったことを」
翌日もどうやって彼女を呼び出すか悩み、一日が過ぎた。
もう俺が誘っても応じてくれない様な気もして、臆病風が吹いてしまっていた。
「けれど、もうこれ以上引き伸ばしても駄目だよな」
散々彼女を強引に連れ回してきたのに、それを手にした瞬間、離したくないという独占欲に駆られてしまった。
「……可愛かったんだよ、本当に。手の中で震えて、真っ赤になってて」
彼女の年齢の割には男を知らなさそうな雰囲気を最初の頃から感じていた。
俺が近付くとわざと間を空け、寄るな…という態度を示していたから。
それが、あの時だけは違い、自分から寄ってきた。それが嬉しくて堪らなくて、彼女をぎゅっと抱きしめたかった。
あわよくばキスを落とし、俺のものにしてしまいたいと感じていた。
こんな短い時間で、一人の女性に気持ちを全部持っていかれたのは初めてだった。
「……だから本当に悔やんでるんだよ。あの時、彼女を追わなかったことを」
翌日もどうやって彼女を呼び出すか悩み、一日が過ぎた。
もう俺が誘っても応じてくれない様な気もして、臆病風が吹いてしまっていた。
「けれど、もうこれ以上引き伸ばしても駄目だよな」