地獄船
「綾! 鬼には絶対について行くなよ!」


懸命に綾に語りかける。


しかし綾は反応しない。


「綾……綾、お願いだ、目を覚まして……」


そっと手を握る。


その瞬間、綾の血圧が途端に下がりはじめた。


ピーッピーッと異常を知らせる音が鳴り響き、医師が部屋に入って来る。
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