君の腋を舐めたい



水沢アサミ
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「あっぢぃ~・・・。」


「もうっ、こっちまで暑くなるから言わないでよ。」


夜はまだ日射しが無いから問題ないけど、
昼間は灼熱が私達に浴びせられる。


セイズ市内の交番を回って行う定期監察を終えてセイズ署まで戻る頃には、

隣の福ちゃんと共になかなかの発汗をしていた。


「うへぇ~~~。
やっぱ署内は冷房効いてて最高ですねぇ。」


「あ~~~うん、それは同感。」


「もう外出たくない~!
夏の間だけ総務に異動してもいいですか?」


「じゃあ極寒の冬にはちゃんと戻ってきてよね。」


「うっ・・・・。
それもそれでキツいですね・・。」


「“暑い”と“寒い”だったらどっちが好き?」


「また悩ましい二択をぶつけてきますねぇ。
アサミさんは?」


「そりゃ寒いほうでしょ?

冬は着込めばなんとかなるけど、
夏は裸になっても暑いし。」


「冬は美味しいもんいっぱいあるけど、
夏はかき氷ぐらいしか無いっすしねぇ。」

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