君の腋を舐めたい


・・これが足りなかった“飽き”だった。


セイラもモモもアイラもミレイも、こいつらは部屋に入ってきたら勝手に脱ぎだす。


こっちが何も言わなくても、
勝手に全てさらけ出す。


これだと・・実際に触れられるか触れられないかの違いだけで、

中学や高校の時から見てきたものと何も変わらない。



「・・・・・セイラ・・・。」


「ンッ・・?・・ンンンンッ?」


「くわえながら返事しなくていい。」


「・・・・?」


「お前・・私服は意外と清楚なんだな。」


「ンンンンンッ!!」


「くわえながら恥ずかしがらなくていい。」



こいつらは・・所詮はただの無洗米。

洗わなくても、水を入れて炊飯器のスイッチを押せば炊ける米。

だからどんな味のおにぎりだろうが飽きた。





「・・・・・・・・・・・・・。」


「・・ンッ!・・キャハッ!
いっぱい出たね!」


「・・・・・・・・・・・。」


「気持ち良かった?」


「しっかり研いで、
しっかり洗米して炊くからこそ、

本当の美味しさがあるんだな・・。」


「・・・はぁ?何の話?」


「お前らにはもう飽きたっていう話と。」


「!?」


「・・・本当の興奮は・・・

お前らみたいな脱ぐのが当たり前の女じゃなくて・・。」


「・・・・・・・・・。」


「服を着てるのが当たり前の女だ。」






第2章 完











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