君の腋を舐めたい


隣に座るデリカシーの無い後輩の足を思いっきり踏んづけて黙らせたところで・・


「リサちゃん。立ち入った話だけど、
今お金に余裕あるかな?」


「え・・・。」


「あなたを狙った【ストーカー】がいる事はもう明白。

そこで問題になってくるのが、

この封筒があなたの住んでる部屋の郵便受けに入っていて、

ドアノブに悪戯されていたという事。」


「・・・・・・・。」


「このストーカーは、
既にリサちゃんの“住所”まで把握してる。

このままでは更にエスカレートして、
最悪の事態になりかねない。

だから今から私達と一緒に荷造りしに行って、

しばらくの間・・ビジネスホテルから大学やバイト先に通えないかな・・?」


「・・・・・・・・・。」


「相談に来てくれてありがとう。

必ずこのストーカーは私たちが捕まえるから、

少しの間だけ辛抱してもらえると嬉しいな・・?」


「・・・分かりました・・。

その・・あんまり余裕無いけど・・

でも田舎のお父さんとお母さんに心配掛けたくないから・・自分の貯金崩します・・。」



「・・・福ちゃん。車回してきてくれる?」


「了解です!」


「車内が冷房効いたら呼んで。」


「灼熱の車内が早く冷えるようガンガンにかけときます!」





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