ONLY YOU~身代わり見合い結婚は履行で。クールな上司は過保護な旦那様~
彼の部屋のバスルームは小樽の『フロンティアホテル』に劣らず、おしゃれだった。

ガラス越しに東京の夜景が見えた。

二人で浴槽に浸かっていると、彼の両手が私の胸に触れた。
ジャスミンティーの効能がなくても、彼は貪欲に私を求めた。
淡泊だなんて、まったくの嘘。
嘘で良かった。


そして、今夜も彼は私を幾度も求め続けた。


クールな上司もスーツを抜けば、ただの男。

そして、私も女。


バスルームだけでは収まらず、ベットの上でも激しかった。


私の際限のない快楽の音を上げ、小樽の夜と同じように気を失ってしまった。


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