ONLY YOU~身代わり見合い結婚は履行で。クールな上司は過保護な旦那様~
俺のマンションに戻り、彼女の荷物を運び込んだ。

穂香がお手洗いに行っている間に、彼女の荷物を出してやろうとボストンバックを開けた。

「!!?」

ボストンバックの中身は推しのルキのプロマイドや写真集、彼の記事が載った雑誌が入っていた。

「・・・」

開けるんじゃなかった・・・


と俺が後悔していると穂香が戻って来た。


「徹也さん!?開けたんですか??」

「いや、手伝うつもりで…」

「勝手に女性のバックの中身を見るのはプライバシーの侵害ですよ…」

「悪い…」

俺は慌てて穂香に謝った。


彼女を愛しくなるほど、俺の立場が弱くなっていく。

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