ONLY YOU~身代わり見合い結婚は履行で。クールな上司は過保護な旦那様~
「女の子が誕生したとしても、がっかりするのも無しですよ。
この世にお二人の赤ちゃんが誕生する。それこそがとても尊い事なんです」



「槇村院長…」

「いいですね…お二人とも」

「はい」と二人で淀みのない返事をした。

「よろしい。では、当院が行っている産み分けについて説明します」


槇村院長から一通り説明受けたが、どれも穂香に関わる事ばかり。

産み分けをして第一子は男児がいいと思ったが。

俺は産む側の穂香に余計なプレッシャーを与えてしまったかもしれない。


その場では産み分けの方法を実践するかの返事は保留にした。


そして、そのまま…俺たちの挙式披露宴の打ち合わせをする為、『東京ベイランド』の『ヘブンズホテル・ベイ東京』に車で向かった。

「産み分けは止めようか?」

「どうして?」


「ゼリーもリンカルも穂香の体に負担を掛ける物ばかりだ」

「でも、いいの?」


「槇村院長も言っていた。
赤ちゃんがこの世に生まれる事自体が尊い事だと…それに穂香に余計なプレッシャーやストレスを与えたくない」

「徹也さん・・・」

「俺の言い出した事なのに…勝手に止めて…すまない」


「一人目は自然に任せよう…」


「分かりました…」

「まぁー…今は子供よりも挙式披露宴だ・・・」

「そうですね」

助手席の穂香も頷いた。


< 99 / 146 >

この作品をシェア

pagetop