■王とメイドの切ない恋物語■
えーっ 行っても良いの?

ものすごくうれしい。

平静を保っているが、心のなかでは、スキップするくらい、うかれていた。


「あ、はい!何も予定ないです」


トーマ様は、にこりと笑い

「じゃあ行こうか」

と、歩きだした。

やったーっ なんてラッキーなの。


トーマ様に会えただけで、すごいうれしいのに、部屋に遊びに行けるなんて。


前に、夜はヒマしてるから、いつでも遊びにおいでって言われたけど、やっぱり遠慮して、一回も行ったことなかった。


私が、くしゃみしてたから、気をつかってくれたんだね。

トーマ様の部屋かぁー。


2回目だけど、ドキドキするーっ

緊張だよ。

ふーっ


そして、トーマ様の部屋の前に着いた。
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