ベッドの上で溺愛中♡
昇降口へ急ぐ途中、見覚えのある
大好きな後ろ姿を見つけたあたし。

あたしは一目散に、
思いっきりその子に抱きついた。

「うわぁぁぁああ!?!?」

勢いよく声を上げたその子。
あたしより背が高いのに、
怯えた体は小鹿のようで。

反応がいちいち可愛いんだから!

「な、なんだぁ…朴都か。驚かせないでよ!」

あたしだと気づいた瞬間、
プンプン仕出したその子は

間宮 蘭子(まみや らんこ)。
モデルさんのように背が高くて
黒髪美人のあたしの幼なじみ且つ大親友。

「蘭子〜!おっはよ!!」

あたしは軽く挨拶をし、
そのまま蘭子の隣を歩いた。

「おはよぉ〜、もぉ…。」

まだ不満そうな蘭子も、
再び歩き始め、
あたし達は昇降口に向かった。
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