ふたつの羽根
クラスの中では明るいほうで話していく内に惹かれ始め…
純也の優しさから、あたしの気持ちは“好き”の2文字で溢れかえっていて、ただそれだけで付き合いたいと思った。
一年の2学期、あたしは純也に生まれて初めての告白をした。
そんなあたしの告白に純也は、あっさりと受け入れてくれた。
嬉しくて…
嬉しくて…
幸せで…
あたしの中では最高点に達していた。
だけど…
そんな嬉しさは一気に崩れていった。
高1の冬、丁度ここの大通りを歩いている時に純也を見かけた。