社長とわたし
兄貴の本音


一也は朝、いつものように、ジョギングに出掛けようとした。

ドアを開けると、ゆうきちゃんの家から出てきた兄貴の後ろ姿が見えた。

後ろ姿を見るだけでもわかる。泣いてることに


でも、声はかけられなかった。

俺は、いつも兄貴と見方をして来た。
兄貴が家を出てから、
俺が実家にいることで、親父の関心を、兄貴に向けないようにしてた。

でも、兄貴は、ご令嬢との、結婚を決め手、親父の言いなりになってた。

どうしても、何年も実家に寄りつかなかった兄貴が、親父の言うことを聞くのか分からないでいた。


兄貴はどうみても、ゆうきちゃんのことが好きだ。

それなのに、自分から離れてしまうのか。

兄貴の見方は俺だけかもしれない。

俺がなんとかしなくちゃ。
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