具現化アプリ
その文面にあたしの心臓は高鳴った。


もしかしてコウダイはあたしをデートに誘っているのではないかと、いらぬ期待をしてしまったのだ。


しかしあたしはブンブンと左右に首を振ってその妄想をかき消した。


単純になにか理由があってアプリ名を教えられないだけだ。


《ノドカ:わかった》


他にもなにか気のきいたことを送りたかったけれど、緊張していたあたしはそれ以上なにも返すことができなかったのだった。
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