こぼれ落ちていく
ねぇ。
初めて肌と肌を重ね合った日。

覚えてる??


竜也は、照れながら、嬉しそうに、


私を大切に大切に、触れてくれたね。

竜也の指先から、竜也ね優しさが、
伝わってきたよ。




嬉しい半面、私は、後悔に襲われた。











どうして、私は今まで自分を大切に、してこなかったのだろう───。



初めての相手が、
どうして、竜也じゃないんだろう─────。








初めての相手??

もう顔すら、思い出せない。



何人男を知ってるの??


わかんない。
反対に、私が教えてほしい位。


覚えてないよ。




初めて、私は自分が歩んできた過去を後悔したんだ。
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