友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~
「玲奈っ!玲奈!しっかりしろ」
地面に座り込んでいた私の体を、強く抱きしめるそのぬくもりに私は全身の力が抜けた。

「玲奈?玲奈!」

遠くで渉の声が聞こえる。


私はその場で意識を手放した。






私のせいだ。

私と一緒にいたから・・・。
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