君と見る空は、いつだって青くて美しい【縮小版】

2.ありがとう




 ある土曜日。


 私と真宙くんは海に来ている。

 約一年前、真宙くんが……想い……を打ち明けてくれたあの海。


 真宙くんと恋人同士になってから約一年が経つ。


 この一年間、とても幸せで。

 これからも、この幸せが続きますように。



「あっ、そうそう、これ希空に」


 そう思っていると。

 真宙くんは、きれいに包装された物をくれた。


「開けてもいい?」


「もちろん」


 真宙くんは笑顔でそう言ってくれた。


 わくわく。
 そんな気持ちになりながら包装されている物を開けた。


「……‼ これ……」


 真宙くんがくれたのは『blue sky』の新曲のCDだった。


「まだ店頭には並んでいない、できたてだよ。
 最初に希空に手に取ってもらいたくて」


「ありがとう、真宙くん」


 まだ店頭に並んでいない。
 そんな貴重なCDをくれるなんて。

 そう思うと嬉しくなった。


「希空」


 真宙くん……。


 真宙くんは私のことを抱きしめた。


 それは真宙くんのやさしさに包まれているような。
 そんな気持ちになる。



 真宙くん。
 君と一緒にいると。
 元気が出てくる。
 勇気が湧いてくる。

 真宙くんのおかげで私は少しずつだけど前へ向くことができている。

 真宙くん。
 本当にありがとう。


 真宙くんに感謝の気持ちを込めて。







 *end*







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