優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
だから、感謝を込めて、私はみんなに提案した。


忙しい中、本当にいろいろ私を支えてくれてるから、オープンしてからのお手伝いは無償の代わりに、家賃は受け取らないことにした。


同居人というより、一緒にペンションを経営する仲間として…そうしたかった。


しばらくは、そうしておいて、ペンションの収入が安定したら、バイト代として払えるようになればいいなと思った。


みんなは、最初は、申し訳ないと言ってくれてたけど、いろいろ話し合って、私が押し切る形で、最後は了承してくれた。


それだけは、譲りたくなかったから、本当に良かった。


それから、私達は、オープンまで、慌ただしくも、待ち遠しい日々を過ごした。


それぞれに、やるべき事をしっかりやりながら…


そして、長かった寒い冬も越え、いよいよ待望の、ペンションオープンの日が近づいた。
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