優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
仕事はIT関係で、お給料は結構もらってるらしいけど、正直、今の彼には男としての魅力を何も感じない。


私、いつまでこんなこと続けていくんだろう…


急にこの関係がバカらしく思えた。


自分でも自分がわからなくなってしまってる。


私は、ため息をつきながら、彼の住む高層マンションのエレベーターで1階まで降りた。


まだ夕食の時間までは少し余裕がある。


久しぶりにデパートまで足を伸ばそうかな。


予定を変えて、タクシーを捕まえる。


同居人を迎えるなら、カーテンやベッドカバーも新しくしなきゃ。


スリッパも必要よね。


これから始まる新しい生活に、ほんの少しだけ胸を踊らせている自分に気づく。


もしかしてそれは、送られてきた履歴書に、私よりも若くてとても素敵な男性の顔写真が貼ってあったから?


いわゆる「イケメン」という部類の男性。


しかも、3人が3人ともに。


この恋愛とは縁遠い私がそんなことでドキドキしてるの?


まさかそんなね…
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