優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
私はうなづいて、キッチンに行こうとした。


『自分で入れるから。良かったら結姉も一緒に飲もうよ』


その一言に癒される。


『本当?じゃあ、私ももらおうかな』


何かスッキリしないままキッチンに向かった。


コーヒーメーカーで手早く入れた颯君のコーヒーはとても美味しい。


『はい、結姉』


『ありがとう…いただきます』


私達は、今、広いダイニングテーブルにたった2人。


向かい合って座ったけど、やっぱりまだこの状況に慣れない。


でも…


旦那は智華ちゃんともうすっかり慣れた感じだった。


『…あのさ、この前の話しだけど…』


『えっ、ん?何の話だった?』


『…結姉に…やっぱり絵のモデルになってもらいたいんだ』


颯君が、ちょっと恥ずかしそうに言った。


『あっ、モデルの話…』


『…ダメ?』


私は、すぐに返事ができなかった。


戸惑ってる私を、颯君はずっと見てる。


整った眉にキラキラした目。


色白で、ちょっとハーフモデルみたいな…とっても綺麗な顔。
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