優しい愛に包まれて～イケメンとの同居生活はドキドキの連続です～【リニューアル版】

淡い気持ち

あれから何事もなく１週間が過ぎた。


慌ただしく過ぎる毎日に追われて、少し不安も薄れかけていた。


相変わらず、旦那と智華ちゃんのことも聞けないままで。


今日は月曜日。


文都君以外は、全員いなかった。


『結菜さん。今日、昼間ちょっと時間ありませんか？』


『今日は…うん、みんないないし、空いてるよ。どうしたの？』


『良かったら、僕の大学に一緒に行ってもらえないですか？ 今日は教授の都合で、お昼から授業があるんですが、その前に大学のレストランで一緒に食事できたらって…』


文都君が私をランチに誘ってくれるなんて、ちょっと驚いた。


でも、最近あまりゆっくり話せてなかったから良い機会だと思った。


『ありがとう…うん、行きたい。でも、文都君の大学、レストランに一般のお客さんも入れるの？』


『たくさん来てますよ。すごく綺麗で美味しいオシャレなレストランですから。きっと結菜さんにも喜んでもらえると思います』