近そうで遠い存在
愛って何?








え…








何…?












顔が












近ずいていく…












沁「蘭嘩ァー!!!」










近ずいていた顔も沁の手が伸びて、阻まれた。









蘭「沁!?」








楮「…何すんの?沁。」








沁「…ざけんな…」









沁「ふざけんじゃねぇ!!!!!!」








これが沁…?










いつも笑っておちゃらける沁は何処?









やだ










やだ










こんなの沁じゃない










沁「てめぇ!今蘭嘩に何しようとした!!」









楮「何って…キス?」









え…









バキャ!!





楮「っつ!!」



蘭「楮那!!」




沁が思いきり楮那を殴り、楮那は飛ぶ。








ドカァン!







沁「いつも……いつだってそうだ…てめぇはいつだって余裕な顔して、俺を馬鹿にして………なんか楽しいのかよ!!!」












楮「お前に……大切な人を……無くす気持ちが…………わかんのかよ!!!!!!」









楮「お前はなぁ!いつも戸惑い過ぎなんだ!!無くしてからじゃ遅ぇんだぞ!!!!その気持ちがお前に!わかるか!!!!!!」












そっか…










楮那は両親を無くしてるから












わかるんだ












その気持ちが







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