瞳には雫を,唇には歌を,この世界に祝福を。
そこで,今,俺は夢を見ているんだと思い出す。

夢を見るのは嫌いだ。

昔の夢しか見ないから。

でも,だからこそ俺は安心できるのかもしれない。

自分のすべきことがわかるから。

この夢が覚めたら,また,1日が始まる。

さぁ,俺の世界をどうやって使ってやろうか?

俺は今日も誓うのだ。
あの時決めた決断に。

–––––この世界に絶望を。
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