【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。





春輝さんは今日、打ち合わせするため、外回りに出かけた。
私は新しい企画書を作成するため、パソコンへと向かっていた。





「あ〜。ダメだ。頭パンパンだ………」

「文ちゃん、大丈夫?疲れてるなら、少し休んでいいからね」

「詩織さん、ありがとうございます」

「企画書作るのって、こんなに大変なんですね……」

「そうよねぇ。私も新人の頃は、とても苦労したなぁ。怒られてばっかりだったしね」

「そうなんですか?」

「そうよ。とっても苦労したんだから」

「詩織さん、何でも出来るから羨ましいです」

「何言ってるの?文ちゃんだって、まだまだこれからでしょ?」

「そうですかね?」

「そうそう。大丈夫よ」

「ありがとうございます。詩織さん」

「その調子よ。ファイトよ!」

「はい!がんばります!」





詩織さんの言葉に、勇気をもらえた。
だからもう少し、頑張ることにした。





そした12時になり、お昼ご飯を食べるため、私は久しぶりに外へ出た。






< 94 / 206 >

この作品をシェア

pagetop