死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
「あぁ。久しいな。で、今頃何が目的だ。」


「手紙に書いてあったろ?因縁に蹴りをつけようってな。」


因縁に…蹴りをつける


「今更、俺らに復讐がしたいと?」


「まぁ、そんな感じでもあるな。」


「とにかく、上の命なんで殺らせていた抱きますわ。」


と言い出すとbaideddoの方から動き出した。


「おりゃァ!!」


バキッ


ゴキッ



「おいおい、雷鬼ってば力落ちたんじゃねぇーの?」


バキッ


「そっちこそ、力落ちてんじゃねぇーの?」


baideddoの副総長、羽沢 普(はねざわ あまね)と蒼弥が言い合いをしながらどんどん敵を倒していく。


「相変わらずてめぇーはうるせぇーやつだなぁ?」


「そっちの方が俺よりうるせぇーわ。だいたい、ヤクザの言いなりになるなんてな。笑えるぜ。」


と蒼弥が言うと


「てめぇーに何が分かるっていんだよ!!」


普はそういうと蒼弥に向かって走ってきた。


「分かりたくもねぇーな。」


と言うと、今度はお互いでぶつかりあった。


バキッ


ゴキッ


バンッ


殴られては殴りの繰り返しをしている蒼弥と普。


他のみんなはと言うと


「叶翔、行くぞ!」


「おうよ。」


波瑠と叶翔は2人で敵をどんどん倒していて、


「ねぇー、そこのお兄さん」


「なんだよ。」


「よそ見してたら殺られるよ?」


バキッ


「っ…!!」


遥輝に殴りかかるのはbaideddo副総長、五十嵐 咲夜(いがらし さくや)。


「俺、お前と遊んでる暇なんかねぇーんだけど。」


さっさと終わらせて、夏那に会いたい…。


「めんどくせぇーから、さっさとくたばれ。」


バキッ


「へぇ…。中々やるじゃん。だけど、俺に勝てるかな?」


ゴキッ


チッ


「そっちこそ。思ってたよりはやるね。だけど、俺には勝てねぇーよ。」


バキッ


俺には夏那という天使が居るんだからな。


夏那のことを考えながら闘う遥輝に、


「おりゃぁぁぁ…!!」


バキッ


ズシッ


ゴキッ


「総長達も頑張ってんだから俺も頑張んねぇーとな。」


下っ端たちも精一杯闘っていた。
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